【結果】
ミカ 最高最終2178
最終63位
(サブROM:Kyrie)
【コンセプト】
・対面操作+通りの良い特殊と物理の高火力を押し付ける。
・汎用性を維持しつつ、受けづらい相手を対面的に処理する要素を取り入れる。
・バトンタッチに負けない。
【経緯】①〜④
①コンセプトの通り、まずはアタッカー探しです。
特殊はツツミとカミが、物理はキバとセグレイブが頭抜けて強力だと感じ、この中から採用することを決定しました。
・カミより速く、受けづらい点を評価してツツミを特殊アタッカーに。
・型が分かりづらい点や、龍の舞の存在によって、瞬間火力のアタッカーから抜きエースへと役割を変化させることが出来る珠竜舞セグレイブを物理アタッカーとして採用しました。
②次に対面操作役の選定です。
一匹目は、ツツミを選出した際に相手のツツミ・カミへの引き先になれる点。
独自の耐性+水テラバによって受けづらいドクガやイルカに強く出ることが出来る点を評価して、チョッキHD水テラバジバコイルを採用しました。
・ついで、地面の一貫が気になることが多かったことと、対ドドゲザンへの不安が大きかったことから、鉄壁プレスアマガに蜻蛉返りを覚えさせることで構築に組み込みました。
③これら4枚のまとまりがある程度良かったので、ここからは保管枠にすることにしました。
・重く感じたのは「テツノツツミ+ジバコイル」「イルカマン+ジバコイル」や、「テツノドクガ+ブラッキー」、「キョジオーン+テツノドクガ」のような並びです。
・これらを解決することが出来る点を評価して、「c上昇ブーストエナジー身代わりテラ地面ハバタクカミ」を採用しました。
・ドクガはテラス炎を切ってもテラ地面で確定一発、ジバコはテラスを切ってこず、キョジオには対面でテラス身代わりをすることで大きなアドバンテージを得ることが出来ます。
・また、イルカorツツミ+ジバコのような並びに対しては、初手のイルカやツツミに対して身代わりを貼り、ジバコをテラバで突破することで身代わりを残しつつ裏にも負担をかけることができると想定しました。
④最後に、終盤に流行っていたクエスパトラを絡めたバトンタッチに負けたくなかった点や、カイリュー・後発のテツノブジンなどの強力なタスキ持ちの対策としてステルスロック+交代技を覚えるポケモンが欲しいと考えました。
・また、構築がジバコに対してかなり重たく見えるため、相手のジバコイルの選出に対して、見た目からある程度のリスクをつけられるポケモンが欲しいです。
・ここで「オボンステロドラテガブリアス」に白羽の矢が立ちました。
これであれば、クエスのバトン展開の阻止も行えますし、ジバコイルの選出に「ガブリアス受け」、即ちミトムやアマガなどのこちらのアタッカーが有利な相手を誘うことが出来ます。
以上で6体の並びが完成しました。
【個体紹介】(採用順)
テツノツツミ@拘りメガネ テラス:鋼臆病cs252d4
(131-90-134-176-81-206)
フリーズドライ/ハイドロポンプ/テラバースト/れいとうビーム
特殊のアタッカーです。鳥枠としてカウントしています。
カミを見る度にジバコを投げるのが嫌だった点や、竜舞アクロトドロクツキや竜舞飛行テラバカイリューへの切り返しを行える点を評価しての鋼テラバでの採用となりました。
hpが8nになることを気にしないのであれば、端数はh振りがオススメです。イルカマンのハチマキ水テラスジェットパンチなどの乱数が動きます。
実際は鋼テラスを切るシーンは少なく、氷テラスによって一貫を作る動きの方が使いやすいように感じます。
セグレイブ@命の珠 テラス:ドラゴン 意地as252h4
(191-216-112-×-106-139)
巨剣突撃/氷の礫/地震/龍の舞
物理のアタッカーです。低速のサイクルが多かった最終日前日まではとてもよく刺さっていましたが、最終日はアマガの増加や受けの現象に伴って全く選出することが出来ませんでした。
ドラゴンテラスはHB特化クレベースに対して確定2発であるため、ハピクレベのような並びに対してとても強いです。副次的な効果として、テツノドクガの炎技を半減にできるタイプであるため、相手視点見えない、テラス竜舞による勝ち筋を生み出すことがありました。
ジバコイル@突撃チョッキ テラス:水 控えめH252D252C4
(177-×-135-165-142-80)
10万ボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/テラバースト(水)
カミ・ツツミを安定して受けることのできる対面操作役です。HDに振り切ることでメガネツツミのドロポンをほぼ2耐えすることが出来ます。
独自の耐性や役割は優秀でしたが、見せ合いの段階で選出の有無がバレやすく、匿名性に欠ける点が気になりました。
アマガ@ゴツメ テラス:格闘 腕白(呑気推奨)
HB252D4
(205-107-172-×-106-87)
蜻蛉返り/鉄壁/ボディプレス/羽休め
物理に対してのクッションでありながら、詰め要員としても扱える構築の潤滑油です。
構築単位で重いハッサムの下から蜻蛉返りを打つために呑気にするつもりでしたが、ミント忘れで腕白のまま使用していました。困った場面はなかったです。
元々は水や地面テラスなどのテラバーストを仕込み、一発芸もできるようにしていましたが、対物理の詰め性能の高さは変え難いものがあり最終的には鉄壁プレスで使用しました。
実際は蜻蛉返りを打つだけのポケモンになってしまっていたり、セグレイブの電気テラスやカイリューの炎テラスで破壊されたりと、パワーを引き出す使い方が難しく、最終日に勝てなくなってしまった要因であると考えています。
ハバタクカミ@ブーストエナジー テラス:地面
控えめ H116-B4-C196-D4-s188
(145-×-76-198-156-179)
ムーンフォース/シャドーボール/身代わり/テラバースト(地面)
構築の補完枠です。ジバコ、キョジオ、ドクガ絡みのサイクルを崩す役割を持たせました。
怪の枠としてカウントしています。
cをブーストする動きはそれなりに強く、仮想敵にはきちんと仕事をしてくれました。
反面、相手のハバタクカミが苦しかったり、一度出すと引きのディスアドバンテージが大きかったりと、扱いの難しさが目立つポケモンでもあります。
このため、余程刺さりが良いときでない限り出せず、構築の対応幅を狭めてしまう原因になってしまいました。
ガブリアス@オボンのみ テラス:鋼
腕白 H252-A4-B196-D36-S20
(215-151-154-×-110-125)
構築の補完枠です。カイリューや後発のタスキ持ち、電気タイプに対してテンポを取る要員、バトンタッチの阻害などの役割を持たせて採用しました。
最近のガブリアスはアタッカー気質のものが多く、同型のものと当たることは少なかったですが、非常にポテンシャルを感じる型でした。
ドラゴンテールによる流し、ステルスロック+まきびしによる後続の火力補助、相手のタスキ枠による対面処理の拒否など、コンセプトとよく噛み合っていて強かったです。
鋼テラスは、カミのムンフォやサフゴのゴドラ、ハッサムのテラスバレパンなどに耐性をつけるためでしたが、切る機会は少なくなかったです。
【基本選出】
ツツミ+アマガ+ジバコ
アマガ+セグレ+ツツミ
ガブ+ツツミ+ジバコ
カミ+ガブ+アマガ
などが基本形ですが、特定の基本選出は決めていませんでした。アマガを初手で入って蜻蛉する動きが強力で、マスカ入りなどにはこの動きを積極的にしていました。
【総括】
今シーズンは調子が良く、勝ち切りたいと思っていただけに、自分の中ではあまり納得のいかない順位に落ち着いてしまったことに悔しさを覚えています。
しかし、個体紹介などにも書いたように、まだ詰められる点が多く、まだまだ成長の余地を感じさせられるシーズンでした。
今後も、楽しみながら少しづつでも強くなっていきたいと思います。
今シーズンはメインROMのデータが最終日2日前に消えてしまうハプニングがあり、それに際して助けてくれた方たちのお名前を下に挙げさせていただきます。
【スペサン】
・最終日深夜、早朝に至るまで様々なポケモンを用意してくれたぐらんくん
・様々な個体(この構築だとアマガ、セグレイブ、ガブリアス)を用意&育成してくれたあやみさん
・ハバタクカミを下さった突撃ウサギさん
・サブロムストーリークリアを手伝ってくれたLily Whiteくん
・暖かいメッセージや、協力すると言ってくださったみなさん
本当にありがとうございました!